61坪 坪庭のある４階建ての２世帯住宅

間口が狭く奥行きの長い厳しい条件の中で、如何にして光と風を取り込み、快適な住空間を生み出すかが家づくりの最大のテーマでした。
建物は４階建てで通風や採光に少しでも有利な２・３階に生活スペースを配し、１階には２台分のカーポートを確保。

４階建てという事と老夫婦の事を考えてエレベーターを設置して、上下階を楽に移動できるようにしました。

プライバシーを考えると隣地側に大きな開口部が取れないので、建物中程に坪庭を設けて開口部を広くする工夫をしました。
この坪庭のおかげで両夫婦寝室共に明るく、布団も干せるミニデッキを設ける事ができました。

建物の総面積の割にはゆったりしたキッチンスペースに、ユーティリティーも設け便利な家事空間となりました。
リビングが狭くなったのは残念でしたが、坪庭にシンボルツリーを植えれば、四季の変化が楽しめ素敵な空間になる事でしょう。